1959年より8ミリカメラを使い精力的に実験映画作品を発表。
多数の国際映画祭での受賞や日本人初のニューヨーク近代美術館所蔵など輝かしい成果を残す。
70年代からはATG、角川春樹事務所、大映、にっかつ、といったスタジオから商業映画も発表。
1986年「魂遊び ほうこう」完成後、16年間にわたり活動を休止していたが、2003年「愛なくして」より
再び映画制作を開始、2005年からはデジタルビデオを手にし新たな映像の領域へと歩き続けている。

【主な作品】
1959 「南無」
1960 「石っころ」(イタリア・モンテカティーニ・アマチュア国際映画祭金賞受賞、イタリア・サレルノ映画祭銀賞受賞)
1961 「京都」
1963 「砂」(ベルギー国際実験映画祭審査員会特別賞受賞)
1970 「すばらしい蒸気機関車」(日本ヘラルド映画配給で全国ヒット)
1971 「べんがら格子」
1972 「餓鬼草紙」(カンヌ映画祭批評家週間参加、マンハイム国際映画祭グランプリ受賞、テヘラン映画祭招待作品)
1975 「本陣殺人事件」(ベルリン映画祭正式出品)
1976 「金閣寺」(文化庁優秀映画奨励賞、芸術選奨文部大臣新人賞受賞)  
  「往生安楽国」
1977 「西陣心中」
1980 「ザ・ウーマン」
  「谷崎潤一郎『痴人の愛』より ナオミ」
1981 「蔵の中」
1982 「雪華葬刺し」(カンヌ映画祭監督週間出品)
1986 「魂遊び ほうこう」
2003 「愛なくして」(山路ふみ子映画功労賞受賞)
2005 「ベンチのある風景」
2007 「涯てへの旅」

高林陽一
 
 
 
 
 
【 涯てへの旅 】
旅、この言葉に人は、色んなイメージを画くことだろう。
  人生という一つの現実の中から、夢見る旅は、さまざまである。
  日常というレールから、少しばかり外れ、空想という別世界の時空をさまよう時、
  旅の意味は重く、その中で悟る自らの足跡を辿ることは、未だ見ぬ明日へ向かって
  進むことに他ならない。
  そんな思いを形象化してみたこの作品は、76歳の老人の、まさに「涯てへの旅」である。
  老人の我儘三昧の注文を、快く聞き入れ、協力して頂いたスタッフ、キャストの皆さんに
  甚の謝意を表し、その成果の程をご高覧の上、ご高評頂ければ、これにまさる喜びはない。
  平素のご支援を感謝申し上げます。
   
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  高林陽一的!(高林陽一応援サイト)
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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